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活動日誌

活動日誌について

今話題の科学情報やイベント、技術などについての話し合いや考察を、レポート形式でまとめて配信しています!学生ならではの視点でまとめているので、理系の知識が少ない人にも、解りやすく解説出来るように日々つとめておりますので、お気軽にご意見・ご感想を頂けますと幸いです!

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DICとスピルリナの歴史をざっくりと振り返ってみました

バイオリファイナリー

今回は、今「藻」の研究で何かと話題になっている、DICとスピルリナの歴史を振り返ってみました。スピルリナや藻の研究が、現代の状態になるまで、紆余曲折あったみたいです。今後の日本のバイオリファイナリーはどのようになっていくのでしょうか。(新高文子)

対話

report of

前回の続き!にまとめたぞ。
おお!さすが理佳さん
これな。
DICとスピルリナの歴史
スピルリナ35億年前に誕生したのですか!
35億年前からいる生物の研究がやっと
最近進んできたとおもうと
何だか不思議ですよねー。
地球が誕生したのが約46億年前とか
言われてますもんね。
人類も多く見積もっても
約800万年前に誕生って言われてますから。
そう考えるとスピルリナ
地球が誕生して割と早く
この地球に誕生したってことになりますね。
まあ早くって言ったって
11億年も月日が流れてるけどなぁ。
うわー。本当に途方も無い数字だ・・・
いつも思うけど、私たち人類
築いてきた文明科学技術って
地球の歴史からみれば
本当にちょびっとですよね。
この1968年
微生物蛋白生産技術研究ってなんですか?
もともとは家畜の飼料として
バイオ系の研究をしてたってことですか?
DICとスピルリナの歴史
そうね。1968年に研究チームが
微生物タンパク質に着目したの。
今まで食料としては
全く注目されていなかった素材なのだけど
それを家畜の飼料に使う研究を始めたの。
でも、その研究の途中で
大量に炭酸ガスのCO2が発生して
問題になってしまったの。
そうそう。そこで
炭酸ガスといえば光合成
という発想で
スピルリナ光合成を行わせ
炭酸ガスを消費することを
思いついたらしいんだ。
すごく単純明快でわかりやすいですね!
私、そういう発想好きです!
文子先輩の短絡的発想と
一緒にするなんて失礼な・・・
ん?なんか言った?
いえ・・・。
ザ・スピルリナ」という健康食品は
こうして誕生したらしいの。
そしてその後食品の開発が進み
スピルリナ食用青色色素としても
重要な事業になったのね。
DICとスピルリナの歴史
そうだな、あと観賞魚
スピルリナ飼料として与えると
体の色が鮮やかになるってことで
観賞魚飼料にもつかわれているんだよ。
そういった食品飼料用工場
今はタイの工場閉鎖されて
アメリカ中国工場主力工場として
稼働しているらしいよ。
先日の話になりますけど
バイオリファイナリーが今騒がれていますけど
こうして年表みてみると
日本歴史のある基盤技術を持った
企業が存在しますし
この分野で日本
世界に先行できることも
不可能では無いんじゃないですか?
ふふふ、そうね。
日本世界先行出来る可能性は
十分にあるかもしれないわね。
でもアメリカでは
トウモロコシのような食料品から
バイオエタノールを合成する技術が
盛んだったりもするわけで。
この分野に関しては世界も今必死だよ。
でもでも!
食物燃料工業用品に使用するのは
もったいなくないですか?!
だったらミドリムシ
使った方がよっぽど効率的!な気がします!
確かにな。
でもジャンルも規模も違うし
それぞれに長所短所があるんじゃないか?
ふふふ、そうね。
バイオ燃料を考えてゆく時に
コーンエタノールのような
食料生産と競合する技術は
難しいと思うわね。
ただ、の場合には、培養するために
広大な面積が必要になるから
工場の建設にそれなりの制約があるの。
そうなのですか!
ちなみに実際に
どのくらいの面積が必要なんですか?
ミドリムシなんかはかなり密生して
生きているように見えますけどね。
例えばDICが培養している
クラミドモナス
計算上1haあたり
59000Lが取れるから
世界で最も生産されている植物油の
パームヤシを生産する方法よりは
10倍効率が良いと言われているの。
え!そんなにですか!
じゃあ今すぐそのクラミドモナスとかいう
事業を始めれば良いじゃないですか!
ふふふ、でもね
実際に日本航空燃料の10%にあたる
年間80万kLを生産しようとすると
土地8000ha必要で
これは霞ヶ浦の面積である16000ha
ちょうど半分の面積になるの。
霞ヶ浦半分も占拠してしまうのですか!
そんなに広大な土地が必要なのですか・・・
だから、平坦な土地の確保
水処理エンジニアリングの開発が
重要になってくるの。
でも逆に言えばその開発が進めば
かなり躍進する分野であるってことですよね。
確かに!
そうね。これらの問題解決
時間がかかると思うけど
DICの例に見られるように
基本的な技術日本にあるから
あとは大規模な実証プラント
どうするかというところまできているの。
そうだな。そう考えると
20年後バイオエネルギーで動く
ディーゼルエンジンが町を走っているってのも
かなり現実的にあり得る話だな。
なんだかわくわくしてきました!
車と社会の話の時にも出ましたが
20年後の話は興味がありますね。
以前は全てが電気自動車になる
って予想をしてましたけど。
色々な方面から未来を予想する
明確な未来が見えてくる気がします。
そうだな。
おい、文子
今度何か違う切り口で
何か話題を探してきてよ。
う??え??私??
うーん・・・が、がんばる・・・?

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